コラボレーション、それは決められない人の集まり!?

知人から印鑑技術者5人が、ホテルで小さなスペースを借りて篆刻の実演と即売しているというお話を聞きました。

そこでは実際に篆刻を教えたり関連商品を売るという出張店舗をされていたのです。

実際にその現場に行ったときにひらめいたのですが、知り合いの猫のゴム版が売れるだろうということ。
そのグループに作家からライセンスを借りて猫のゴム版の販売をしないかと提案しました。

ちなみにこの猫のゴム版は購入されたその場で猫の絵の横に名前を彫って渡すという、セミオーダーのはんこです。

彼らは普段から印鑑を手で彫っているプロです。

材料、道具が少々変わってもすぐにやりこなせるだろうと思っての提案でした。

実際素人でも練習すれば出来ますので、技術的に全く問題がないことが判明しました。

ところが、彼らがこだわったのは 最初の初期在庫の費用に5万円が必要だという点でした。

結局この5万円の資金を出すか出さないかが問題になり、この話はなくなりました。

私も長くビジネスの世界にいますが、この結論は残念でした。
在庫5万円で始められるビジネス(皆で割れば1万円負担)をやらないなんてことがあるとは・・・

5万円の初期投資ができないのなら、相手に5万円出させる知恵も出ないのでは・・・

象牙に手彫ではんこを作れば確かに10万、20万円のお金になるでしょうが、それは彼らが作ったビジネスではありません。親世代や他の誰かが作ったビジネスのレールに乗ったに過ぎないわけで、本当に自分のビジネスを作りたいなら5万円の金額を一人で工面してでもで始めよう思うのが起業家です。

「集まれば何か面白いことができる」という発想、これってよくありますが、じつは「一人では何も決められない人」の集まりではなかったか、この結論を聞いたあと深く反省した次第です。